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■ これまでの歩み
 
REAL-BAIT 開発当初(1997年頃)


  それまで、何とも思わなかった事ですが、とある人に自分のハンドメを見せたところ、“WOOD BAITのコピーだ!”と思いっきり、批判されました。確かに、お手本にはしていましたが、貝を貼りつけたり、魚の皮を貼りつけたりと、当時自分なりの工夫を凝らしていただけに非常にショックを受けたのです。今思えば、この一言がなかったら、創意工夫をしなかったのかも知れません。

こうしてヤル気になってはみたものの、リアルさを追求する方法が全く頭に浮かばず、ただ時間ばかりが過ぎ去っていくだけでした。自分には、無理な事なのか・・自問自答です。新しい、ルアーを作っても、その言葉が繰り返し聞こえてくるような気がして、製作意欲が殆どなくなっていきました。
 
HP公開(1999年頃)

  友人からパソコンを貰ったので、気分転換にハンドメイドルアーのHP、CATS−FACTORYを開設しました。作り方や材料といったマニュアル的な内容を自分の知っている範囲で書くつもりが、何時の間にか“自分自身の解決すべき問題”にまで膨れ上がってしまいました。

書くからには間違った事は書きたくないという思いから、最悪な事にそのHPの製作も中断。ルアーは依然完成せず。この頃から何かヒントはないかという事で、異業種の製品を見てまわるクセがついてしまいました。
 
CADとの出会い(2000年頃)

  ネットで知り合った方からCADのソフトを頂き、暇な時間を見つけては、触っていました。あさはかですが、CADを使えば、リアルを追求できると信じていたのです。写真や現物を元に、データを作成し、これで自分の方向性が決まったかに思っていました。

ですが、現実は違いました。インジェクション(注入)の型を作るのにうん十万以上。費用的な事に加え、決定的だったのが、ウロコなど細部の表現がどうしてもおおざっぱになってしまうのです。ウロコの模様等の細部を別にエッチングでつけるという方法も視野に入れましたが、どうしても仕上がりが、自分が思い描いていたものとかけ離れていました。
 
REMIX (2001年初旬頃)

  CADによるインジェクションモデルの製作の夢は消えてなくなりましたが、得るべきものは非常に大きいものがありました。それは、色々な製品を作る上で、密接に関わっている産業(金型、印刷、樹脂、塗料など)の営業品目には、何があるかが分かった点です。

具体的に何をどう使えば、リアルを追求できるかという長年の課題は、パズルの答えを解くのと同じように解きほぐれていきました。大きな枠組みを最初に悩んで決めるのではなく、一つ一つの構成要素を今まで自分が学んできた材料や方法で当てはめて見ればいいという事に気がついたのです。たとえ、試して失敗しても、ハンドメイドは、時間はいくらかけたって構わないのですから。
 
試作 (2001年中旬頃)

  今までの製作方法を一旦頭の中から消去し、あらためて組み合わせを試していきました。目玉、ウロコの描写、光彩、形状、色彩など各パーツをどうすれば一番いいか、作っては失敗し、またそれを繰り返し・・・

上の写真はアルミ箔によるワカサギ表皮の再現ですが、残念ながら、この魚においては色彩と光彩が程遠いということで採用はされませんでした。
 
完成・販売開始 (2001年10月)
  今までの過程を振り返ると、何故もっと早く気が付かなかったんだろうって思います。しかし、道を外れたり、脱線したからこそ、このルアーがあるのでしょうね。

こうして今まで考えていた物が完成しました。念願であったREAL-BAIT#000 WAKASAGI、平成13年10月25日誕生。それと同時に販売を開始いたしました。
 
JWELRY BUBBLES 販売(2001年11月)
 
あまりにもルアーのラインナップが少ないので、CATS‐FACTORY時代に考えたJEWELRY BUBBLESをラインナップに加えました。デビューこそREAL-BAITの後ですが、誕生したのはずっと前の製品。まぁ、ご先祖様的ルアーって事でお許し下さい。

ラインナップにはペンシル、Wスイッシャー、Sスイッシャー、ポッパーの計4種類。(カラーは1色のみ)
 
BLACK BOX 誕生(2002年3月)
 
REAL-BAITの呪縛、それはリアルさを追求していくと、ファットにしたり体高を高くしたりといった形状をデフォルメできない事でした。でも、あえてその呪縛を選択したのは、動きをメインテーマとしてのルアー作りを別に考えていたからです。

REAL-BAITを作る傍らで思いついた事を利用し、餌の動きを目指したもう一つのREAL-BAITを作りました。平成14年3月3日、BLACK BOX誕生。

 


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